ライブドアｖｓフジテレビ決着！しかし・・・

ついに決着しましたねぇー。ライブドアｖｓフジテレビ（フジサンケイグループ）
このサイトの実質的な最初の記事が「ライブドア ｖｓ フジテレビ」だったので、この結果を書かずにはいられまい！（本当は昨日書く予定だったのですが時間が無くて・・・＾＾；）

で、結果は最終的には「和解」という事で約７０日に及ぶ戦いに終止符が打たれた。
和解のポイントは
１、ライブドアグループ保有のニッポン放送株全てをフジテレビが買い取る。
２、ライブドアの第三者割当増資をフジテレビが引き受ける。
３、ライブドアとフジテレビ、ニッポン放送による「業務提携推進委員会」を設置する。
とのこと。

まず、１について
買い取り価格は１株６３００円で、フジテレビがTOBを実施した時の５９５０円より３５０円高い。これはフジテレビにとっては非常に痛いはずだ。金額だけの問題ではなく、TOBに応じてくれた企業に対して面子がたたない。実際TOBに応じた企業では株主から経営責任を問われ損害賠償を求められたところもあるそうで、今までの友好的な企業関係に溝ができる可能性がある。

２、について
１株３２９円で約４４０億円の資金をフジテレビがライブドアに出資する。これによりフジテレビはライブドアの１２．７５％の大株主となる。
当初はライブドアがフジテレビの株主になるはずだったのが、逆の立場になった事で今後どのように影響してくるのか？

３、について
これはライブドア側が常々主張してきた事で、一見するととても良い方向に向かっていると見えるが、２の事で実際はフジテレビ主導であり、対等とはいえないような気がする。もともと敵対している企業同士が、「和解」と言えども直ぐには両者が納得いく業務提携内容になるとは思えないし、フジテレビとソフトバンク（ライブドアのライバル企業）との関係もある。実際ヤフーと組んでブログとドラマを組み合わせた企画を始めている。
ただ、フジテレビも４４０億払って何もしない事は無いと思うので、時間は掛かるもののある程度の事はするだろう。

さて、各メディアでは「誰が勝者か」との報道をしているが、実際はどうなのだろう。
・ライブドア
資金面では実質プラスだし、業務提携も出来そう？
今回の事で莫大な宣伝効果があった。←おいらはコレがかなり大きいと思う。
フジテレビを買収できず、有利に業務提携ができなかった。
【ライブドア（堀江貴文社長）が今の日本経済の問題点を投げかけ、結果的に法律まで変えようという動きまで出てきた今回の行動は、たとえマネーゲームだったとしても評価できると思う。だが、メディアに出すぎ、喋りすぎな点でマイナス面もあったかな】
・フジテレビ
ニッポン放送の子会社化が出来るが予定資金よりかなりのオーバー。
TOBに応じてくれた友好的な企業との関係が悪化？
【経営者の怠慢だったと思う。ずさんな危機管理という面でマイナス（これは日本企業全体に言える）】

コレだけ見ればライブドアの圧勝に見えるが、実は・・・

リーマン・ブラザーズ証券が一番笑っているのです！
村上ファンド、SBI（ソフトバンク・インベストメント）もね。

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