反日感情の裏には・・・
(初期投稿より一部変更)
今中国で日本に対する反日感情(反日運動)が高ぶっている。
確執は以前からあったものの、今回の教科書問題で更に火がついたという感じだ。
確かに日本は戦争で中国、韓国などに侵略し、殺人・拷問・強制労働・レイプなど、今の日本では考えられないひどい事をしてきた。戦争というある意味特殊な環境での出来事であったにせよ、それらの事に対しては日本政府も誠意をもって対応しなければならなず、はっきりしない今の態度では何の解決にもならない。
しかし、今の中国の反日感情はちょっと違うと思う。
今の中国は高度成長期であるがゆえ、国民の貧富差があり、腐敗や不公平に対して国民の不満がたまっていると聞く。それらの不満を中国政府に向けさせるのではなく、日本に向けさせているのではないだろうか。
中国政府やマスメディアに影響され、国民感情をあおり、「敵国ニッポン」を作り上げて矛先を日本に向けさせる。国内でもかなり前から日本を「悪」とした一貫した教育で、「あなたが貧しいのは日本のせいで、我が国のせいではないですよ」と思わせているように思える。
ある意味北朝鮮と同じような事を中国でもやっているのではないだろうか。
何万人もの反日デモ行進をやったり、日本大使館や日系スーパー、日本料理店などに石などを投げつけ損害を与えるばかりか、挙句の果てには、日本人というだけでいきなり殴られ負傷した人もいるという。警官隊はいるものの、見てみぬふりで何の役にもたってない。
「原爆を投下して日本を滅びさせろ」などというプラカードを持ってデモしているなんて狂気の沙汰としか思えない。
このような事をニュースやインターネットで流せば、国民の感情も高ぶり「よし!今度はオレも参加する」となっていく。また、それが「中国国民として当然だ」という変な正義感で自分を正当化しカッコイイと錯覚している。これは非常に幼稚な考えだ。小さい頃は多少悪い事をすると周りからチヤホヤされ、あたかも自分がヒーローになったような錯覚に陥る場合がある。これと同じだ。
(誤解のないように言っておくが、一部の暴力的行為を行っている人に対してであって、全ての中国国民がそうだと言っているわけではない)
これらの事に対して日本が抗議をすると、中国政府は「中国側には責任はない」との回答。これは、国民の支持を得るためのパフォーマンスとも思える。中国政府に批判がこないばかりか、政府への支持が高まるいいチャンスとでも思っているのだろう。
この回答を国際的にみた場合の各国の反応は分からないが、おそらく良いイメージにはならないだろう。デモはともかく、暴力に対する中国政府の対応は、国家としての責任を放棄しているとしか思えない。国連安全保障理事会の常任理事国などという肩書きももはや薄れて見える。
今回の騒動は
中国政府には「漁夫の利」が見え隠れする
と感じる。
しかし、根本的な問題は、中国、韓国は自国の立場ばかりを主張して歩み寄ろうとはしない事だ。これではいつになっても何の解決にもならない。
※TB送ってくださった方、申し訳ありません。記事が消えてしまい再投稿しました。
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コメント
中国の方々の全てでは、決して無いと思うのですが、反日感情
のたかまり・デモ行動の過激化は、ニュースを見聞きするにつ
け、本当に驚きと悲しみを感じます。
「歩み寄る。」「相手の気持ちを慮る。」絶対に必要なことですよね。
今回の、このデモ騒動の終結には、まだまだ時間がかかるのでしょうね・・・。
投稿: 羅希 | 2005.04.12 00:49